4/20オープニングトークイベント「たった20分が、ママの心を支える理由」

たった20分が、ママの心を支える理由
―「聴いてもらえること」が人を変える瞬間 ―
「たった20分なのに、どうしてこんなに心が軽くなるんだろう?」
2026年4月20日「聴くの日」。
寄付キャンペーンのオープニングイベントとして、ランチタイムにトークライブを行いました。
平日のお昼休み、16人もの人がZOOMにつないでリアルタイムにお話を聴いてくださいました。
今回のライブではリスニングママ・プロジェクトの原点について語り合いました。
話し手は、NPO法人リスニングママ・プロジェクト発起人の高橋ライチと、代表理事の豊平さとみ。
短い時間の中に、活動の始まりと、「聴いてもらうこと」の力がぎゅっと詰まった時間になりました。
自分のことは、自分がいちばんわかっていると思っていた
ライチ:
「今日はまず、さとちゃんにとって、この活動がどんな思いから始まったのか聴いていきたいと思います」
さと:
「私は、自分のことは自分がすごくよく分かっているって思っていたんです」
そう語り始めたさとみさん。
きっかけは、東日本大震災のあとに、ライチさんに話を聴いてもらったことでした。
さと:
「聴いてもらったら、自分が思っていた以上に、
疲れていて、怖くて、
もう本当は投げ出したいくらいだったっていうことに気づいたんです」
自分では気づいていなかった感情が、
話しているうちに次々とあふれてきた。
さと:
「こんなに自分のことを分かっていなかったんだって、
びっくりしたんですよね」
けれどそのあと、不思議なことが起きました。
さと:
「全部出てきたら、すごくスッキリしたんです」
話すことで、自分の中の「本当」に出会う
ただ愚痴を吐き出したわけではない。
聴いてもらう中で、
自分でも知らなかった自分に出会った感覚があったといいます。
さと:
「隠れていた私に会えた感じでした」
「どうしてこんなに苦しかったのか」
「何を守りたかったのか」
「本当は何を感じていたのか」
誰かに丁寧に聴いてもらうことで、
バラバラだった心のピースが、
ひとつにつながっていった。
さと:
「私だけが話していて、
誰かがただ寄り添ってくれる。
その時間の尊さって、
体験してみないとわからないかもしれません」
なぜ、たった20分で変化が起きるのか
そこで、さとからライチへ質問が返されました。
さと:
「20分なのに、なんでこんなに心が軽くなったり、スッキリするんでしょう?」
ライチ:
「それは、この20分が
普段の生活の中ではほとんどない時間だからだと思うんです」
普段の会話は、
キャッチボールのように見えて、
実は相手の話を聴きながら、
次に自分が何を話そうか考えていることが多い。
ライチ:
「でもこの20分は、話し手の言葉を丸ごと受け取るんです」
「こういうことですか?」
「そんな気持ちだったんですね」
ただ反応するのではなく、
その人が自分自身の内側へ深く潜っていけるように聴いていく。
ライチ:
「だから20分でも、とても濃くて深い時間になるんです」
人は、聴いてもらうことで力を思い出す
安心して話せる場では、
自分でも気づかなかった本音が見えてきます。
ライチ:
「本当の気持ちはこうだったんだって、
自分でも自分に出会えるんですよね」
そして、
その先にあるものは――
ライチ:
「自分にとって本当に必要なものに気づくこと」
それに気づいたとき、
人は少しずつ力を取り戻していきます。
さと:
「自分が信じられないところを、
信じてもらえる感じなんですよね」
誰かに信じてもらうことで、
自分でも忘れていた力を思い出していく。
それが、
「聴いてもらうこと」の本質なのかもしれません。
聴いてもらうことは、伝染していく
そしてこの体験は、
ひとりの中だけで終わりません。
さと:
「聴いてもらえるようになると、
それって伝染するんです」
自分が聴いてもらう。
すると、人の話も聴けるようになる。
子どもとの会話が変わる。
パートナーとの関係が変わる。
家の中の空気が変わる。
さと:
「子どもが
『お母さん、どうしたの?』
って聴いてくれるようになったりするんです」
聴いてもらった経験が、
次の誰かへのまなざしになっていく。
その連鎖こそ、
リスニングママが大切にしていることでした。
ひとりでも多くのお母さんに、この時間を
今回の寄付キャンペーンで目指しているのは、
そんな「安心して話せる時間」を、
もっと多くの人に届けることです。
さと:
「一人でも多くのお母さんに、
安心して話せる時間があることが
当たり前になってほしいんです」
忙しさの中で、
自分の気持ちは後回しになりやすい。
だからこそ、
ほんの20分でも、
誰かにまるごと受け止めてもらえる時間が必要なのだと思います。
最後に
ライブの終わりに、
参加者からこんな声が届きました。
「最初は価値が分からなかったけれど、
話し慣れて、今はこの魅力にどっぷりです」
ライチは微笑みながら答えました。
ライチ:
「話し慣れてくると、
自分でも20分で手ごたえのある効果を得られるように、
より主体的に利用できるようにもなってきます。」
聴いてもらうことは、
特別なことではなく、
本来誰にとっても必要なこと。
そして、
その20分が、
誰かの人生を少しだけ変えることがある。
そんなことを、あらためて感じる時間になりました。
ひとりで抱えなくていい社会へ
「話を聴いてもらう」
それは一見、とても小さなことのように見えるかもしれません。
けれど、たった20分でも、誰かにまるごと受けとめてもらえることで、
人は自分の力を思い出し、
もう一度、前を向けることがあります。
リスニングママ・プロジェクトが届けたいのは、
ただ話せる場ではなく、
「ひとりで抱えなくていい」
と感じられる時間です。
そしてその安心は、
お母さんから子どもへ、
家庭から地域へと、
静かに広がっていくものだと信じています。
この活動を、
必要としている人へ届け続けていくために。
寄付キャンペーンは
2026年5月20日まで 開催しています。
もしこの想いに共感していただけたら、
あなたの応援が、
誰かの「話してみようかな」の一歩を支える力になります。
どうかこの輪に、
加わっていただけたら嬉しいです。
本トークイベントのyoutubeのURLはこちら
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